●この講師の聴きどころ●

令和8年1月16日(金)

日本舞踊家・女優
尾上 紫

踊る 祈る 繋ぐ

おのえ ゆかり

 古よりみそぎの場、寿ことほぎの場で人々は神仏に踊りを捧げてきた。中世、出雲のお国の登場により踊りは華やかに変容し、舞台に座敷に、娯楽教養にと大衆に浸透する。近代歌舞伎の名優・六代目尾上菊五郎が理想の舞踊を目指して創流した日本舞踊・尾上流を継承する家に生をうけた尾上紫が舞踊一途の人生を語り、清雅な舞を披露する。日本舞踊の奥深い世界を知る貴重な機会である。