●プロフィール●

5月24日(日)昼・夜
※休講

京都大学教授・霊長類学者
松沢 哲郎

分かちあう心の進化・サル学からウマ学に踏み出す

まつざわ てつろう

1950年、愛媛県松山市生まれ。1974年、京都大学文学部哲学科卒業。1977年から「アイ・プロジェクト」とよばれるチンパンジーの心の研究を始め、野生チンパンジーの生態調査も行う。チンパンジーの研究を通じて人間の心や行動の進化的起源を探り、「比較認知科学」とよばれる新しい研究領域を開拓した。2016年3月に京都大学霊長類研究所を退職、4月から京都大学高等研究院特別教授。著書に『想像するちから』(岩波書店2011年、第65回毎日出版文化賞受賞、科学ジャーナリスト賞2011受賞)、『分かちあう心の進化』(岩波書店2018年)など多数。 2004年紫綬褒章受章、2013年に文化功労者。