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*10月の講師

10月14日(月・祝)

社会学者
上野 千鶴子

●昼の部
在宅ひとり死のススメ

●夜の部
日本社会とジェンダー

昼の部

開場 13:30
開演 14:30〜16:00

夜の部

開場 17:00
開演 18:00〜19:30

会場

アクロス福岡
シンフォニーホール

2024年第38期・この講師の「ココ」が面白い!

10月14日
(月・祝)
  社会学者
上野 千鶴子
昼の部:在宅ひとり死のススメ
夜の部:日本社会とジェンダー
  富山県生まれ。女性の生きづらさと向き合い、日本に女性学とフェミニズムを根付かせた。「日本一けんかに強い学者」とも呼ばれる。東京大学名誉教授。認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク理事長。2007年の著書『おひとりさまの老後』はベストセラーとなった。他に『女たちのサバイバル作戦』『おひとりさまの最期』など著書多数。最新刊は『最期はひとり』。

11月8日(金)   第七十二代横綱 稀勢の里
二所ノ関親方
我が相撲道に一片の悔いなし
  引退会見で「私の相撲道において、一片の悔いもございません」と語り、土俵を去った第七十二代横綱・稀勢の里。将来を嘱望され、15歳で角界入り。横綱白鵬の連勝を63で止める大金星を機にさらに飛躍し、数々の試練を乗り越えて初優勝、そして横綱昇進。大ケガを負いながら奇跡の逆転V等、数々のドラマを土俵に刻んできた。親方となった今、これまでの思いと貫いてきた相撲道を飾らない言葉で振り返る。

12月8日(日)   演出家・劇作家・女優
渡辺 えり
舞台に恋して〜歌ライブ!
  長年にわたり劇団を率いて作・演出・出演の三役をこなしてきたが、近年は自作のみならず国内外の名作の演出や出演も多い。また、TVドラマ「あまちゃん」をはじめ映画「忠臣蔵外伝四谷怪談」「Shall weダンス」など女優としての評価も高い。
得意の演技力に加え見事な歌唱力を発揮して、音楽劇やシャンソンやタンゴなど往年の名曲を楽しいお喋りをまじえて楽しませてくれるステージも必見。


2025年第39期・この講師の「ココ」が面白い!

1月16日(木)   講談師
一龍斎 貞鏡
新春
七代目 一龍斎貞鏡 講談会
  世襲制にとらわれない講談界において初の三代続いての講談師。真打昇進から2年目と日は浅いが、その活躍ぶりは異色だ。世話講談など古典演目のほか、ピアノを弾きながらのピアノ講談、お子様向けの紙芝居講談、全国各地にまつわる講談など、新たな挑戦も怠らない。講談ならではの「読み・聞かせる」芸は、七五調を取り入れた朗々と流れるような説明口調が心地よく、醍醐味でもある。

2月15日(土)   脳科学者
恩蔵 絢子
脳科学から見た認知症
  同居する母親が2015年にアルツハイマー型認知症と診断され、以来、娘として生活の中で表れる認知症の症状に向き合う。母親を脳科学者として客観的に分析することで、医者/患者、科学者/被験者という立場で研究するのとは違った認知症の理解を持つに至り、情報発信する。著書に『脳科学者の母が、認知症になる』。重度認知症のある人の豊かな感情、高齢者の創造性に強く関心を持つ。

3月15日(土)   玉川 徹
日本一有名な平社員の作られ方
  テレビ朝日系列のワイドショーに「テレビ朝日社員」の肩書で登場するや、何人にもそんたくのない発言が注目を集めた。時には発言が権力側を刺激して厳しい批判にさらされるが、羽鳥慎一との絶妙のコンビネーションが「攻めの玉川」「守りの羽鳥」として視聴者に支持されている。定年退職したのちも、日本の朝の顔としてコメンテーターを続けるほか、ラジオなど新たな分野に活動を広げている。

4月13日(日)   東京大学 先端科学
技術研究センター 准教授
小泉 悠
ロシア・ウクライナ戦争と日本の安全保障
  早稲田大学大学院修了後、ロシアの軍事についての研究を志したが、ふさわしい研究機関はなくやむなく民間会社に就職。1年足らずで辞め、フリーで発表した論文を認めてくれた人のつてでロシアに留学。ロシアの軍事研究一筋、東京大学の研究者に。『「帝国」ロシアの地政学』でサントリー学芸賞受賞。ロシア・ウクライナ戦争の背景や見通しをぜひ聞きたい。

5月15日(木)   科学ジャーナリスト
(同志社大学 特別客員教授)
元村 有希子
心によりそう科学
  北九州出身。九州大学卒業後、毎日新聞社入社。西部本社在籍だったので、福岡にも知り合いが多く人脈も広い。2006年「理系白書」の報道で第1回科学ジャーナリスト大賞受賞。日曜日朝のTBS「サンデーモーニング」のコメンテーターでもおなじみ。2024年3月に毎日新聞社を退社、4月から同志社大学特別客員教授に。専門は科学コミュニケーション。

6月14日(土)   順天堂大学
スポーツ科学科 教授
谷本 道哉
人生110年時代を目指す
裏切らない体づくり
  NHK「みんなで筋肉体操」などでおなじみの見事なボディは、知性と筋肉の融合体。大阪大学工学部を卒業後、運動生理学を学びたいと働きながら猛勉強し、東京大学大学院へ。博士号を取得。関節にやさしく筋肉を効率よく強化するトレーニング法を研究し、多くの人に伝えている。「使える筋肉をつける」が特に必要となるのは中高年。家庭で手軽にできる筋肉体操で人生110年時代へ備えよう。

7月15日(火)   作家
帚木 蓬生
昼の部 : 生きる力森田正馬の15の提案
夜の部 : 「老活」の愉しみ
  福岡県生まれ。明善高校、東京大学を出てTBSに入社したが、2年で退社。九大医学部に学び、精神科医をしながら作家生活に入る。『閉鎖病棟』(山本周五郎賞)など話題作を次々と発表。精神科医森田正馬が考案した森田療法の解説、普及に尽力。最近は豊かな老後を送るための「老活」にも注目。老活で心と体を100歳まで活躍させよう、と訴えている。

8月7日(木)   小泉八雲 朗読のしらべ

講演 小泉 凡氏
朗読 佐野 史郎氏
音楽 山本 恭司氏
小泉八雲 朗読のしらべ
  朗読を務める佐野史郎といえば今でもマザコン男「冬彦さん」を思い浮かべる人も多いだろうが、その演技は多面性を内に秘めて秀逸。故郷松江を愛した小泉八雲作品の朗読パフォーマンスは高校時代の同級生ロックギタリスト山本恭司と共演。おりしも2025年秋のNHK朝ドラのモデルは八雲の妻の小泉セツ。八雲の曾孫小泉凡の講演とともに幻想の世界にいざなってくれるだろう。

9月12日(金)   作家
角田 光代
私たちにはなぜ物語が必要なのか
  若くして文壇デビューを果たすと立て続けに芥川賞の候補にのぼり、2005年『対岸の彼女』で直木賞を受賞。上質な作品を次々と発表して文学賞を総なめにした。池澤夏樹編集「日本文学全集」の源氏物語の現代語訳を依頼されると足掛け4年没頭し、疾走感のある訳が評価されて読売文学賞を受賞した。紫式部に始まる愛の物語を基軸とする日本文学の、まさに正しき系譜の作家なのである。

10月7日(火)   NHK交響楽団
特別コンサートマスター
篠崎 史紀
まろの音楽人生
  NHK交響楽団特別コンサートマスター、九州交響楽団ミュージック・アドバイザー。愛称は『まろ』。小学生の時、浮世絵に描かれた役者に似ていたことをきっかけにそう呼ばれていたが今では世界の『まろ』となった。ウイーン市立音楽院に入学後ヨーロッパを中心に活動。群馬交響楽団、読売日本交響楽団のコンサートマスターを経て1997年N響コンサートマスターに就任。2024年、絵本『おんがくは まほう』(絵:村尾亘)及びエッセイ『音楽が人智を超える瞬間』が刊行された。

11月11日(火)   古生物学者
北海道大学総合博物館 教授
小林 快次
恐竜研究最前線 in 2025
恐竜からのメッセージ
  「ダイナソー(恐竜)小林」の愛称で知られる。モンゴル・ゴビ砂漠の巨大な手を持つ謎の恐竜「デイノケイルス」や、北海道の「むかわ竜=カムイサウルス」の全身骨格など、国内外で新種を発見発掘し「ファルコンアイ(ハヤブサの目)」の異名を持つ。恐竜ブームの強力な牽引者。また、地球上で起きた生物の大量絶滅の6回目が、人類を原因として現在進行中だと警鐘を鳴らす。『恐竜まみれ 発掘現場は今日も命がけ』など著書多数。

12月9日(火)   太鼓奏者
林 英哲
彼方からの呼び声〜英哲太鼓の世界〜
  太鼓奏者/作曲・演出家。1971 年、太鼓集団発足に参加。1982 年、太鼓独奏者として活動開始。1984 年、和太鼓協奏曲ソリストとして、米カーネギーホール・デビュー。2000 年、ドイツ・ワルトビューネでベルリン・フィルと共演。 2020年、NHK 大河ドラマ『麒麟が来る』テーマ曲、劇中音楽に参加。芸術選奨文部大臣賞、福岡アジア文化賞大賞、旭日小綬章ほか受賞(受章)。東京藝術大学客員教授など歴任。





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